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Traceability, Untraceability?
プロジェクトタイプ
アート作品
日付
2026/02/23
場所
Tokyo
この作品は3DCGにおける筆致、またそこに表れる個別性を、3DCGに特有の造形感覚を用いながら探究した「肖像画(portrait)」である。
今作で使用された3DCGソフト"Houdini"はノードを組み合わせ、つなげることによって画を完成させていく。こちらに目線を向ける2人の人物はノードとそれをつなぐワイヤによって構成されている。フォトグラメトリで作成されたこのモデルはxɯːɮ.studio(フージスタジオ)の2人である。背景を覆う2つの系統のノードは相互作用しながら杉谷と井畑のそれぞれに向かって伸びている。
私たちは3DCGにおける筆遣いをノードの脈絡と捉えた。絵画における筆の運び方のように、彫刻における鑿の打ち方のように、ノードの脈絡は同じものを描こうとしても、それぞれ人によって異なる仕方でつなげられていく。
ノード型プログラミングの中でも、とくに上から下へとつながる"Houdini"のノードは、肖像画の中で自分を形づくる系譜として現れる。先行する人物に与えられてきたものや避けがたい影響を受けた出来事。肖像の「肖る」とは、あるものに影響を受けて変化することを言い、"portrait"はtrace「辿る」と語源を同じくする。
3Dを背後で規定する平面性。ソフトウェアにおいて、完成した画像とノードの一連のつながりは本質的に等価である。ノードを見せるということは舞台裏を晒すことに近い。この肖像画では同じ人物が二重に描かれていることになるが、そのどちらが真に私たちの姿を描いているだろうか?
トレーサビリティ,アントレーサビリティ?

